やりたいことは、両足の踵(ヒール)をくっつけて、
両足をV字型(普段より開脚、出来るだけ開脚)に開いて、
踵(ヒール)を出来るだけ高く浮かせる。
たった、これだけです。 これだけのことが出来ればOKです。
両足の親指同士を揃えたとき(いわゆる内股)は、足首の屈曲だけで、誰でも簡単に踵(ヒール)を浮かせることが出来ます。
普段の立ち方でも、足首の屈曲だけで、踵(ヒール)を床から浮かすことは出来ると思います。
でも、両足をV字型に(出来るだけ大きく)開いた開脚姿勢では、それが難しくなってきます。
「足首の屈曲」では踵が浮き上がらないけれど、「腕を使う」と簡単に踵が浮き上がる。
という現象が起きます。
【昇-01】→【昇-04】は、踵(ヒール)を浮かせる動きと、腕の動き、掌(てのひら)を降ろしていく動きとを連動させています。
社交ダンスの左腕のホールドは、「左上腕を外旋」させても、「左上腕を内旋」させても、作ることができます。(どちらにするかで、カラダの動きは、大きく変わってきます)
【昇-04】で、[土踏まずを吊り上げられた状態」から、左腕を持ち上げた【昇-09】のホールドは、「左上腕を内旋」(左上腕を手前側に回転)させたホールドになります。
【昇-04】→【昇-09】で、手首と前腕を持ち上げたとき、上腕は回転しようとせず、前腕に引っ張られて「渋々上腕が回転する」格好になりますので、結果的には「腕を持ち上げて、左前腕を内旋させたときと同じ筋肉の使い方」になります。
【進-80】【昇-09】のように、左腕を使って「土踏まずを吊り上げた」姿勢から、片方の足の外踝(そとくるぶし)に体重を掛けて、外踝(そとくるぶし)で床を踏み込むと、【進-82】または【進-83】のように、反対の足が前方に進んでいきます。
このとき、V字型に開いた足の方向が変わり、両足が平行になります。
左腕で「土踏まずを吊り上げた状態」を維持しながら、両足の外踝に体重を掛けると、【進-85】のように、踵(ヒール)が床について、両足の向きが揃います。
このときの状態は、「足の裏の踵の部分」で床を踏んでいるのでは無く、「土踏まずを吊り上げる力」と「足首の外踝(そとくるぶし)の部分で床を踏み込む力」の両方が掛かっている状態です。
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