社交ダンスを習いたての頃は、「足元を見て踊ってはいけません」と言われることがあります。
ある程度、踊り慣れてきて「男女のボディコンタクト」が取れるようになれば、「物理的に、自分の足元を見ることは不可能」なのですが、潜在的に「社交ダンスでは、下を見てはいけない」という意識が消えないように思います。
人間には「回転するときに、水平ラインを見てバランスを取る」という習性があります。
「水平ライン」を見て踊っていると、「お前は下を向いている! 上を見て踊りなさい!」と叱られるパターンもあるようです。
実際、「床を見ないで、斜め上(2階席)を見て踊り続けなさい」という指導方法が、「日本の社交ダンス」においては、一般的になっているように思います。
|