Ballroom Fitness みらい

〔thinker〕
両腕を持ち上げて、
 両肘を固定する
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社交ダンスは
「独自のルール」が
  面白い!
とりあえず、
 腕を持ち上げて
  固定する
「肘」を固定して
  歩いてみると…
肩(肘)を左右に
  回転させる
肩を回転させながら、
 足を前に出していく
「視線」を変えれば
  動きが変わる!
背骨は「動きの中心」
  なのか?
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「独自のルール」が
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肩(肘)を左右に
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§ 両腕を持ち上げて、両肘を固定する
15:「視線」を変えれば、動きが変わる!
作成日:2017/12/18
更新日:2017/12/20

【1】下を向いて踊ってはいけません。

社交ダンスを習いたての頃は、「足元を見て踊ってはいけません」と言われることがあります。
ある程度、踊り慣れてきて「男女のボディコンタクト」が取れるようになれば、「物理的に、自分の足元を見ることは不可能」なのですが、潜在的に「社交ダンスでは、下を見てはいけない」という意識が消えないように思います。

人間には「回転するときに、水平ラインを見てバランスを取る」という習性があります。
「水平ライン」を見て踊っていると、「お前は下を向いている! 上を見て踊りなさい!」と叱られるパターンもあるようです。

実際、「床を見ないで、斜め上(2階席)を見て踊り続けなさい」という指導方法が、「日本の社交ダンス」においては、一般的になっているように思います。

【2】「2階席を見て踊る」と「上を向いて歩く」の違い

なぜ、こんな違いが出てくるのでしょうか?

人間がモノを見るとき、眼球の上半分を使うか、眼球の下半分を使うかで、モノの見え方が違ってくると思います。(あくまで個人的な経験上なので、個人差があるとは思いますが・・・)

【 表示するイメージが存在しない: ../basex79a.png 】

見ている人には、あたかも「2階席を見ながら踊っているように見える」動きの実態が、
  「眼球の上半分で、2階席の1点を熟視する」なのか、
  「眼球の下半分で水平ラインを見る」なのか、
そのあたりを判断する必要がありそうです。

【3】「視線の高さ」と「腰の動き」の深い関係

「肩」を左右に回転させた時の「腰」の動作は2種類あります。


調べていくと、「視線の高さ」と「腰の回転動作」には、深い関係があることがわかります。

試しに、普通に歩いている途中で、「右」に曲がってみましょう。


いわゆる「ナンバ歩き」で右に曲がるとき、肩も腰も、同時に右に回転する(左肩と左腰が同時に前に出る)ので、背中はねじれません。
社交ダンスにおいても、背中と両腕をカチンカチンに固めて歩くようにすれば、背中はねじれません。
(バランスを崩しやすく上に、歩幅が極端に小さくなるので、おすすめしませんが・・・)

では、「通常歩行」で右に曲がる(左肩が前に出る)ときには、どうでしょうか?

実際に試してみると、左腰が前に出る(背中がねじれない)人と、左腰ではなく右腰が前に出る人(背中がねじれる)人、つまり2つのタイプに別れると思います。
じゃぁ、どこが違うのか? ズバリ!視線です。

【4】視線を変えると、腰の動きが変わります

日本の社交ダンスでは、「二階席(斜め上)を見て踊りなさい」と言われます。
だったら、地面を見ないようにして、水平よりも上を見て歩いてみればいいわけです。


斜め上を見ながら歩きながら、「右足着地で右に曲がる」とどうなるか?
左肩が前に出て、肩~肩は、右に曲がろうとしますが、「腰」はそれに反発します。

左腰が後ろに下がって、右腰が出る。そして背中がねじれてしまいます。


今度は、「斜め上を見ているフリ」をして、鼻の頭をのぞき込むようにして、歩いてみましょう。
正面を向いて視線を水平にしたところから、視線を下げて「5m先の床を見て歩く」のと同じ動きになります。。

この場合、「右足着地で右に曲がる」ときには、左肩と左腰が同時に前に出てくるので、背中はねじれません。

【5】右に曲がるときの「肩の動きと腰の動き」の関連性

右に曲がるときの「腰」の回転方向に、2つのパターンがあるのなら、
すべてにおいて、その関連性を追い求めてみればいい。

歩き方の理想が変われば、目指すべき「社交ダンス」の姿も変わってきます。


「床を見ないように上を向いて、胸を張って歩く」ことを「理想の歩き方」と考える人は、
  「肩の回転に対して、腰は反発して逆方向に回転するカラダの動き」
を前提として、社交ダンスの動きを追求していくと思います。


「眼球の下半分を使って、ぼやけてもいいから、広い視野で周囲を見渡しながら歩く」のが、自然体の歩き方だ!と考える人は、
  「肩と腰が同じ方向に回転するカラダの動き」
を前提として、社交ダンスの動きを追求していくと思います。

どちらが「正しい社交ダンス」なのか? そんなのは、誰にもわかりません。
どちらの動きにも、合理性が存在しますし、その人の日常の生活習慣にも関係してきます。

踊ってる本人が「正しい」と考え、踊っている本人が「楽しい」と感じるのであれば、それがその人にとっての「正しい社交ダンス」「理想の社交ダンス」なのだと思います。


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