古武術研究家の甲野善紀さんの技術に「足裏の垂直離陸」というのがあります。
「膝の抜き」とか「膝を落とす」とか、ともかく「膝」関節と複雑に絡んでいるような印象があります。
でも、「膝かっくんされたとき、同時に足の裏を地面から離す」ということであれば、話は別。
もしかして、膝の力がゼロになったとき、足の裏が浮き上がる!?
だとすれば、この「みるく・ごっく~り」の法則の、【筋-02】と、原理的には似ているはず。
一定条件下で、左前腕の付け根の筋肉(円回内筋)が収縮すれば、土踏まずを吊り上げる。
結果として、「支え足」では、踵(ヒール)が浮き上がる。
「前方に動く足」では、足の裏が床と水平になり、足の裏全体が床から僅かに浮き上がる。
この腕の使い方で、踊っている間は、膝にも足首にも、まったく負担が掛からない。
左手前腕の日本の骨(橈骨と尺骨)を、クロスさせておけば、それでいい・・・って感じ。
まるで、胴体(ボディ)や下半身の筋肉を使わずに、ド派手に動き回っている感じになる。
この「仮定」「仮説」が正しければ、高い姿勢で「足裏の垂直離陸」を持続させることを前提としたダンスが、社交ダンス(スタンダード種目)・・・・・ということになってくる。
周囲を見渡してみても、ほとんどの人は、そんなこと、やってない。
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