Ballroom Fitness みらい

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《はじめに》
 「カラダの固い人」
    大歓迎!
腕を持ち上げると、
  姿勢は高くなる?
    低くなる?
「両足を揃えて立つ」
   は、
 「内股で立つ」
   とは違うのだ!
「踵(ヒール)を浮かせた
   開脚姿勢」から、
 両足を正面に向ける
ハイヒールの功罪
 ~足首が曲がらない
    方が有利?
「音楽のリズム」
  に合わせて、
   何をどうする?
つれづれに
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§ 「Ballroom Fitness みらい」とは?
25:「音楽のリズム」に合わせて、何をどうする?
作成日:2016/06/07
更新日:2016/06/07

【1】「音楽のリズム」に合わせて、何をどうする?

社交ダンス(スタンダード種目)は、音楽のリズムに合わせて、カラダを動かします。

ただ、この表現だけでは、明らかに不親切です。
なぜなら、具体的な
  ・音楽のリズムのどのポイント(一拍一拍の区切りか、一拍の真ん中か)に合わせて、
  ・カラダの部分を
  ・どのように動かす(ポイントのタイミングで変化させるのか)のか?
という点が、さっぱりわからないからです。

【2】■ フットワークが異なれば、リズムの取り方が変わってくる

先ほどの、まったく異なる2つのフットワーク(ハイヒールで説明するのは、不適切な部分もありますが、感覚的にわかりやすいので、これで説明します)で踊る、2人の女性がいたとしましょう。

おそらく、フットワークの違う2人は、「まったく異なったリズムの取り方」をしているはずです。


上の【PP-111】→【PP-112】、下の【PP-11】→【PP-12】は、ともに「動きの転換点」です。
「音楽の節目」に「動きの転換点」を合わせていけば、どちらも「音楽に合わせた踊り」が出来ます。

ただし、ここに重大な落とし穴があります。

【PP-111】→【PP-112】の転換点は、「踵(ヒール)の踏み込み」から「踵の持ち上げ」に変わる転換点です。
このタイミングでの胴体(ボディ)の位置は、「足の真上近く」にあります。

【PP-11】→【PP-12】の転換点は、「足首の踵の真上での踏み込み」から「足首の外踝(くるぶし)での踏み込み」に変わる転換点です。
これは、両足を前後に大きく開いたタイミングであり、「胴体(ボディ)は両足の中間」にあります。

つまり、フットワークの違う2人が、同じ音楽の同じ節目でタイミングを取って踊った場合
  踊りが「半拍(一拍の半分)」ズレてしまう。
ということになります。

両方のタイミングを合わるならば、どちらかが「半拍ずらす」必要があります。
つまり、 片方は「一拍のド真ん中」を意識し、もう片方は「一拍と一拍の節目」を意識する

【3】■ そもそも、どっちが「正しい踊り方」なのか?

これ、知りたいですよね。

明らかに異なった2つのフットワークがあり、両者の踊りは「半拍ずれる」のだから、
  「どっちが正しい踊り方なのか?」 「どちらのリズムの取り方が正しいのか?」
こういうことを、伝える必要があるはずです。 それを伝えずに、ただ漠然と
  「音楽のリズムに合わせて、踊りましょう! 出来ないヤツは、リズム音痴だ!」
と言ってみても、社交ダンスの「本質」なんて、わかるはずがない。

社交ダンスを始める初心者は、右も左もわかりません。
どちらが「正しいフットワーク」で、どちらが「正しい音楽の取り方なのか」なんて、社交ダンスを始める初心者にわかるはずがありません。

少なくとも、社交ダンスを教える先生は、「自分は、どちらのフットワークなのか」を、生徒に伝える必要があるように思います。
先生と生徒のフットワークが異なっていたら、「音楽に合わせた、正しい踊り方」など、取得できるはずがありません。

最後に・・・重要なことを繰り返します。

初心者は、何も知りません。
2種類のフットワークがある以上、これから、どちらのフットワークを練習して学んでいくのか、生徒に伝える必要があります。

それには、教える先生が「両方のフットワーク」をやってみて、どちらが良いか、生徒に選んでもらう。
それが一番ですよね。
生徒が悪い方を選んでも、それは「生徒の自己責任」です。


これで、このセクションの締めとします。


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