Ballroom Fitness みらい

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§ 「Ballroom Fitness みらい」とは?
24:ハイヒールの功罪 ~足首が曲がらない女性が有利?
作成日:2016/06/07
更新日:2016/06/27

【1】ハイヒールの功罪 ~足首が曲がらない女性が有利?

社交ダンスにおいて、女性はハイヒール(通常7cm、初心者用5cm)を履いて踊ります。
女性のハイヒールは、男性の靴(2.5cmヒール)と比べて、有利な箇所もあれば、不利な箇所もあるはずです。

ハイヒールでの特徴として、
  ・足首の屈曲(曲げ伸ばし)は、ほとんど出来ない
  ・踵(ヒール)を、真下に踏み込むことが出来ない。
  ・踵(ヒール)を、上下に動かすことが出来る量が少ない。
などが挙げられます。


女性の左手の位置は、男性の左手の位置とは異なりますが、
  「左上腕:外旋」のホールドと、「左腕:内旋」のホールド
2種類のホールドを作ることができるのは、男性同様です。

「上腕の内旋/外旋」、フットワークなどが、まるっきり異なってくるのは、男性と同様です。


上の【PP-111】→【PP-112】→【PP-113】は、「左腕上腕を外旋(後ろ側に回転)させながら、胴体(ボディ)を後方に反らして」ホールドを作ったときのフットワーク。
支え足の「足裏の踵(ヒール)の部分」を、高く持ち上げて、足の甲を前方に突き出しながら、「胴体(ボディ)を前方に送り出す」フットワークになります。
意識的に、膝を曲げて、「足首から母趾球に向かって体重を掛けていく」感じ。
下の【PP-11】→【PP-12】→【PP-13】は、「左腕上腕を内旋(手前側に回転)させながら、胴体(ボディ)を後方に反らして」ホールドを作ったときのフットワーク。
左腕を使って「土踏まずを吊り上げる」動作を最大限にかけ続けます。それと同時に、「支え足の外踝(そとくるぶし)で床を踏み込む」力を掛けていきます。
(前方に動く足は、足首の踵の真上に踏み込む力を掛けていきます)

ハイヒールでは、胴体(ボディ)を後方に反らして、土踏まずを吊り上げても、ほとんど、姿勢は高くなりません。(ハイヒールのヒールの底が、床から浮き上がる距離は、最大の【PP-13】でも、わずか数センチ)
この際、「膝は、どんどん前方に押し出されようとする」ので、「膝を前に倒してはいけない!」という意識を持ちながら、「土踏まずを吊り上げる力」を最大化させていきます。

【2】■ 意識的に「膝を前に出す」と、上腕は外旋(後ろ側に回転)する

女性のホールドは、頭・・・というより首(ネック)を踵(ヒール)よりも後方に置いてます。
「バックワードポイズ」とか、聞き慣れない、難しい英単語が書いてありますね。


女性は膝をつま先より前に出すことで、身体をバックワードポイズにすることが出来ます」
膝を前に出すことによって、バランスの取れた正しい姿勢を作り出せるのです」
と書いてあります。

壁に向かって立ち、「意識的に膝を前に出す」(膝を壁に当てる)と、上腕は内旋するでしょうか?外旋するでしょうか?
「膝を前に出す」ことに集中して、「腕については、あくまで無意識!」に、胴体(ボディ)を後ろに反らしていきます。
右のイラストでは、胴体が後方にカーブを描くとの同時に、垂直に降ろしている右腕も傾いています。

これと同じことをやると、ほとんどの人は、
 ・後ろに倒れるのが怖いので、左右の上腕(肩~肘)が外旋する(外側・後ろ側に回転する)。
 ・左右、両方の肩が後ろに下がり、左右の肩甲骨が真ん中に引き寄せられた姿勢になる。
 ・膝は、前方に動き、足首が曲がって、母趾球(ボール)に体重が集中する。
 ・視線は、フロアーの二階席、もしくは三階席。 狭い部屋なら、壁と天井の境界。
といった感じにあると思います。

「上腕の外旋」でのフットワークは、前進においても後退においても、
支え足の「踵(足裏のヒールの部分)が持ち上がり」「足の甲が前方に突き出され」「膝が前方に、どんどん倒れていく」という3点セットになるように思います。

【3】■ 上腕を内旋(手前側に回転)させて、「バックワードポイズ」を作ってみる。

床に対して、垂直に立ち、左腕を使って「土踏まずを吊り上げる」方法は、紹介したとおりです。


【昇-01】→【昇-04】のように、掌(てのひら)を降ろすことで、「土踏まずが吊り上げる力」が働きます。床に対して垂直に立っている時は、胴体(ボディ)を垂直に持ち上げます。

このとき、左腕の「上腕は内旋」つまり、手前側に回転しています


「土踏まずを高く吊り上げる」ポイントは、左腕にも右腕にも存在します。
手首をほとんど動かさなくても、「ほんの、わずかな動き」で土踏まずが吊り上げられます。

でも、首(ねっく)を後方に伸ばして、「女性の「首(ネック)を左後ろ置き、胴体(ボディ)を後ろに反らした姿勢」では、土踏まずを吊り上げても、首(ネック)の高さは、あまり変わりません。

上腕を内旋させながら、胴体(ボディ)を後ろに反らそうとすると、「土踏まずを吊り上げる力」と同時に、「膝を前方に突き出そうとする力」という動きが働きます。

そこで、「膝が爪先よりも前に出ないように、腕を上手に使ったり、太腿の後ろ側を引き締める力を使ったりして、、膝にストッパーを掛けておく」ことが、安定して立つためにコツになります。

【4】■ PP(プロムナード・ポジション)での「ハイヒールを履いた女性の動き」は、おもしろい

ハイヒールを履いたときの「特徴」が出やすい動きとして、PPからの左足の動きがあります。
右足を進行方向に対して斜めにおいて、左足を「右足の前を横切るように」動かしていきます。

タンゴで言えば、ナチュラル・プロムナードターンの2歩目と4歩目の左足。
ワルツで言えば、ライズしていた姿勢からの、ウィーブ・フローム・PPの1歩目の左足。


PP(プロムナードポジション)から、「へそ」に対して、顔を右に向けて、右に進んでいく。

このとき、右足のハイヒールは、陸上短距離走の「スターティング・ブロック」のような役目をする。
なので、「ボディが右足の上を越えていく」時に、トラブルが発生しやすくなります。

このとき、
   「左足で、胴体(ボディ)を全力で蹴っ飛ばして、胴体を加速すればいい」とか
   「最初から、右足の上に立った位置から始めればいい」とか、
   「歩幅を極限まで小さくすればいい」とか、「頭から突っ込んでいけばいい」とか、
そういうのは、反則!

面白いテクニックがあるので、紹介しておきます。


これは、 「低い姿勢を保ちながら、胴体(ボディ)が、右足の上を超えていく」ための方法。
実際に、多くの女性が「無意識」にやっている、とても面白い方法です。

【PP-131】のように、左足に体重を掛けている姿勢から、右足(前足)の甲を前方へ突き出していくとどうなるか?
普通なら、最初に紹介したNG、つまり【PP-22】や【PP-23】のような醜い姿勢になってしまいます。

ところが、右手に「割り箸」を持って、右足の足の甲を前方に突き出して行くと、胴体(ボディ)は「割り箸の先端にある食べ物に吸い寄せられるが如く、右足の真上を通過していきます。

その際、割り箸の先端を遠くへ向けて、割り箸を強く握るだけで、右足の甲が前方に動き出し、右手の小指側が口元に近づいていきます。

右手の親指は、口元の反対側、つまり前方(進行方向)を向き、その瞬間から、女性のボディの動きは、加速していきます。

このとき、左右の上腕は外旋(後ろ側に回転)しています。



こちらは、土踏まずを吊り上げて、支え足(右足)の外踝(そとくるぶし)で床を踏み込む方法。
このとき、左右の上腕は内旋(つまり手前側に回転)しています。

PPからの左足を動かしていくときは、
【PP-31】→【PP-32】では、右足(支え足)の外踝(そとくるぶし)で床を踏み込む。
そうすると、左足の角度が変わって、両足が同じ向きになる。

【PP-32】→【PP-34】では、左足(動く足)の(足首の)踵の真上にで、床を押さえる。
そうすると、左足が、前方(足の向きに対しては、斜め方向)に向かって進んでいきます。

【5】■ 女性は、男性のタイプに合わせるべし。タイプが違えば、踊りにならない!

男性も女性も、上腕を内旋させるか、旋回させるかで、カラダの動きが変わってきます。
社交ダンスはペアダンスですから、男女とも、同じ方向に上腕を回転させておく必要があります。


ハイヒールを履いている女性の場合、足首の可動範囲が狭いので、
  「足の甲を前方に突き出して進む」か「外踝を踏み込みながら進むか」は、
かなり微妙なタイミング(ほとんど「紙一重」)で変わってきます。

「足の甲が前方に飛び出てしまった」ときは、「上腕を外旋」にして対応すればいいですし、
「外踝で床を踏み込める」ときは、「上腕を内旋」にして対応すればいいです。

ところが、ヒールの低い靴を履いている男性は、足首の可動範囲が広いです。
なので、男性は明確に「上腕の内旋/外旋」を決めてきます。
結果的に、男性のフットワークは、明確に決まってきます。

女性は、男性の「立ち方」に合わせるべきですし、合わせなければ「踊りにならない」はず。

女性は、相手の男性の踊りのタイプがどちらかを把握して、同じタイプの踊りを目指す。
もしくは、希望するタイプの男性に習ったり、一緒に練習したり、カップルを組んだりする。

そうすべきだと思いますし、結果的に、そうなると思います。


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