Ballroom Fitness みらい

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《はじめに》
 「カラダの固い人」
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腕を持ち上げると、
  姿勢は高くなる?
    低くなる?
「両足を揃えて立つ」
   は、
 「内股で立つ」
   とは違うのだ!
「踵(ヒール)を浮かせた
   開脚姿勢」から、
 両足を正面に向ける
ハイヒールの功罪
 ~足首が曲がらない
    方が有利?
「音楽のリズム」
  に合わせて、
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§ 「Ballroom Fitness みらい」とは?
21:腕を持ち上げると、姿勢は高くなる?低くなる?
作成日:2016/06/14
更新日:2016/06/27

【1】腕を持ち上げると、姿勢は高くなる?低くなる?

社交ダンス(スタンダード種目)は、両腕を持ち上げて、両肘を固定した姿勢をキープします。
これは
   普段(腕を降ろしたとき)よりも高い姿勢をキープする・・・ということでしょうか?
   普段(腕を降ろしたとき)よりも高い姿勢をキープする・・・ということでしょうか?
どちらが正解でしょうか?

たぶん、こんなのを「社交ダンス教室」で習った人は、ほとんどいないでしょう。
もしも、教える側の「先生」と称する人がが、この違いに気づいていないとしたら・・・・!?


=■ 社交ダンスのホールドは、上腕外旋でも、上腕内旋でも、どちらでも作れてしまう!

社交ダンスの男性のホールドは、左腕を持ち上げて、肘の位置を固定します。

「あくまで自然に、左腕を持ち上げる」だけでは、すぐに肘が上下左右に動いてしまいます。
そこで、掌(てのひら)の向きを変えるために、前腕(肘~手首)に「ねじれ(回内)」を加えます。


このとき、
  上腕を外旋、つまり、上腕(肩~肘)を、外側・後ろ側に回転させても、
  上腕を内旋、つまり、上腕(肩~肘)を、内側・手前側に回転させても、
どちらに上腕を回転させても、社交ダンスの左腕のホールドは作れます。

では、実際にホールドを作ったとき、上腕(肩~肘)が、どちらに動いてるか?
これは
  前腕(肘~手首)の手首側の筋肉と、前腕の肘側の筋肉の、どちらが強く反応するか? で、決まるようで、実際のところ、かなり微妙です。

足の裏の床の踏み方でも、「上腕の外旋/内旋」が変化しますし、腕のコンタクトを取っている相手の女性の腕の使い方でも変わってきます。


このように、「上腕を内旋させたホールド」と「上腕を外旋させたホールド」では、外見上はほとんど(というか、まったく)見分けが付きません。

でも、左足の膝を持ち上げて、左足で「最初の一歩」を踏み出そうとしたその瞬間、両者のホールドの違いが、明確になってきます。

どう考えても、【食-118】と【食-18】で、同じフットワークになるはずがありません。
実際には、まったく異なった、フットワークになります。

このように、「腕を持ち上げて、腕を固定する」社交ダンスのホールドは、
「腕を自由に動かしても良い環境」では気づかなかった「カラダの動きの違い」を、
明確に、そして確実に知ることが出来ます。

この両者の違いは、多くのスポーツや武道・武術の方々にとっても、「貴重な研究材料」になりえるものだと思います。また、「社交ダンス」を通じて、「カラダの使い方」に対する関心・好奇心を持たれる方が、一人でも増えてくれれば、うれしく思います。

【3】■ 「みるく・ごっく~り」の法則

これは、風呂上がりに、瓶に入った牛乳を飲む時のポーズ。
風呂上がりに、扇風機に当たりながら、冷たい牛乳を「ごくごく」と飲んでいく。そんなイメージ。

牛乳を飲む時には、腕と持ち上げて、手首を回転させて「牛乳瓶」を傾ける必要があります。


片手を腰に当てた時の姿勢は、左右対称に近い感じです。
背筋が伸びて、気持ちいいです。でも、上下にも動きにくいし、足を動かすとバランスを崩すい。

片方の腕を降ろしたときは、牛乳瓶を持つ手によって、姿勢が違ってきます。
右手で牛乳を飲む時は【筋-102】の低い姿勢、左手で飲む時は【筋-02】の高い姿勢になります。
牛乳を飲んでいる間は、ずっと、この姿勢を キープしていることになります。

社交ダンスの姿勢(ホールド)における大前提である
  「腕を持ち上げて、手首を回転させた姿勢をキープする」ということは、
  普段より高い姿勢をキープすることなのか? 低い姿勢をキープすることなのか?
これは、「社交ダンス」というものの本質を知るためは、ものすごく重要なことです。


なぜ、左手で(牛乳瓶を掴んで、手首を回転させて)牛乳を飲むと、カラダが持ち上がり、
右手で牛乳を飲むと、カラダの重心が低くなり、どっしりとした姿勢になるのか?

手首を回転させる(前腕にねじれを作る)ときに使う筋肉は、肘側と手首側に2つあって、どちらを使うかで、姿勢が高くなったり低くなったりするようです。

【左8】→【左9】は、ボウリングのリスタイで手首側を固定し、肘側で容器を回転させてます。
この方法では、踵(ヒール)が浮き上がり、「普段より高い姿勢」になります。

【右8】→【右9】は、手首の付け根にサポーターを巻いて、手首側の回転を誘発しています。
この方法では、足の裏全体が床に貼り付き、「普段より低い姿勢」になります。

右手を(無意識に)軽く持ち上げて、それから左手を動かそうとすると、「左手も、右手と同じ動き」になり、「左手だけを動かしたとき」とは違った左手の動きになるかと思います。


両腕を持ち上げ、両肘を固定したときは、「左腕前腕に捻れ(ねじれ)」が加わります。

その際、「右手首を動かしながら、ついてに左手首を回転させる」と、【昇-158】低重心のどっしりとした「普段より低い姿勢」になり、「足首でカラダを持ち上げながら、一歩一歩進んでいく」動きになります。

逆に、右手首を反応させずに、左腕を持ち上げて、左手首を回転させる」と、【昇-58】カラダが浮いているような「普段より高い姿勢」になり、そこから「(足の裏ではなく)足首で床を踏み込みながら進んでいく」動きになります。

どっちが、社交ダンスの本来の動きなのか??
なにも考えずに、腕を持ち上げて、肘を固定したら、どっちの動きになるのか?
それ、重要です!

■ 「マラカス・ふる㌧」の法則
両腕を少し持ち上げて、両肘を固定した姿勢で、両手にマラカスを持つ。
そして、両手のマラカスを同時に動かす。 「マラカス・ふる㌧」


もしも、人間のカラダの動き、腕の動きが、左右対称(シンメトリ)になっているならば、左右対称では無い【腕-77】←→【腕-78】の繰り返しのほうが、複雑な動きになるような気がします。

では、実際のところ、どうでしょうか?


「前腕の手首側の動き」は、左右対称ではありません。

親指側から拳(こぶし)を作ると、左右ともに、左(ネジを緩める方向)に回転。
小指側から拳(こぶし)を作ると、左右ともに、右(ネジを締める方向)に回転。


「前腕の肘側の動き」も、左右対称ではありません。

肘よりも少し真ん中に寄せた部分を圧迫させて拳(こぶし)を作ると、
   左右ともに、左(ネジを緩めるめる方向)に回転。
肘に近い部分(いろんな局面で、こっちのほうがが重要)を圧迫させて拳を作ると、
   左右ともに、右(ネジを締める方向)に回転。

左右の手を固定して、左右を同時に「同じように拳(こぶし)を作る」と、胴体(ボディ)は「回転動作」が生まれてきそうな気がしますね。

左右の腕の動きが「左右対称」になっていないほうが、回転動作には、合理的だとも言えます。
反面、「左右の違い」のために「不思議な動き」が発生することがあります。
だからこそ、人間の動きは、面白いのだといえるのですが・・・・

【9】最後に:足で床を踏む込む

足で床を踏み込むときのイメージとして、
  「足の裏を床に貼り付けて、足の裏に、すべての体重を掛ける」
というイメージと、
  「足の裏を使わずに、足首に体重を掛けて、床を押せばいい」
というイメージがあると思います。

踵(ヒール)を床から浮かせるイメージとして
  「足首を伸ばし、足の甲を前方に突き出して、足の裏を持ち上げる」
というイメージと、
  「風呂上がりの冷えた牛乳瓶と同じ腕の使い方をすれば、踵は浮く」
というイメージがあると思います。

2つのイメージの違いは、どこから来るのか
左の前腕(肘~手首)の使い方の違いだったりします。


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