本には、「イスに浅く座り」と書いてあります。
今回は、出来るだけ深く腰掛けて「立ち上がれる限界」を探していきます。
足を後ろに引いて、椅子の下に足を入れるのは「NG」とします。
「左手で右手の手首を持ったとき」には、ギリギリ立ち上がることが出来るけど
手首を持たない時には、立ち上がれない。
途中で、手首を離した時には、バックバランスで倒れてしまう。
そんな。ギリギリのポイントを狙っていきます。
そして、次の点をチェックします
・深く腰掛けた時に、立ち上がれるのは、どちらか?
・立ち上がる時、骨盤は前後に動くのか? 前傾が抑えられるのか?
・骨盤の前後運動と、指の動きは、関連あるのか? 無関係なのか?
このあたりを把握することは、とても重要です。
普通に立った時のように「両足の爪先をV字型に開いた時」と、両足を揃えて爪先を正面に向けたとき、両方で試してみて下さい。
そしてもう一つ。
「真っ直ぐ、正面に向かって立ち上がる」
パターンと
「少し、右にカーブするように立ち上がる」
パターンの両方を試してみて下さい。
たぶん、少し右カーブの方が立ちやすいと思います。
(逆に、左カーブだと、非常に立ちにくいと思います)
無意識に「膝と爪先が同じ向き」になっていれば、立ち上がれると思います。
手首と指の力加減によっt、「膝と爪先の向き」が固定され、太腿と股関節まわりの筋肉によって、お尻が浮き上がるように思います。
今度は、椅子に腰掛けた位置から、自然に歩き出す動作をやってみます。
社交ダンスには【骨-61】のように椅子に腰掛けた姿勢はありませんが、ここから立ち上がって、【骨-63】の位置で静止することができれば、なにかの拍子にバランスが崩れたときの「安定感」が違ってくるはずです。
さらに【骨-63】から「足を出していくことが出来る」ことは、動きに幅を持たせる意味で有用だろうと思われます。
「手首と手の指」を使わなければ、この一連の動作は出来ない
・・・とするならば、
「手首と手の指」が動きに幅を持たせているということになろうかと思います。
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