0-33:前に出る足が、どんどん外側に曲がっていく!
人間の腕の動きには、左右対称の動きと、左右非対称の動きがあり、複雑に絡み合っています。
なので、「足を前に出す」という動きにおいても、複雑な動きが重なり合っているはずです。
■ 人間の足は「真っ直ぐ進む」とは限らない
人間は、歩く時や走るとき、「足を真っ直ぐ、前に出している」と言えるでしょうか?
陸上競技の写真を見る限り、必ずしも、そうとは言えないようです。
右足は、比較的「真っ直ぐに前に出る」ようで、あまり外側に曲がらないのですが、
左足は「外側に曲がって、膝と爪先が斜めを向く」ことが多いハズ。
「真っ直ぐ足が出る人の右足着地」と「外側に曲がる人の左足着地」とを比較したときが一番大きな差になるように思います。
なので、
「足は、本来、真っ直ぐ進むモノであり、曲がる人はカラダが歪んでいる」
という考え方もあれば、
「足は、外側に曲がっていくけれど、それを補正するボディの動きがある」
という考え方もあると思います。
では、歩く時はどうだろうか?
両足を揃えて、立っているところから、左足を前に出して歩き始めるとする。
そのあと、左右交互の足を出していく。
この動作においても、「腕の動き」の違いより、「歩き方の違い」が出てくるはず。 「足は、本来、真っ直ぐ進むモノであり、曲がる人はカラダが歪んでいる」
という考え方もあれば、
「足は、外側に曲がっていくけれど、それを補正するボディの動きがある」
という考え方もあるはず。
社交ダンスの「左足を出す」という動きから、「歩くときの足の向き」を考えてみるのも面白いと思います。
■ 足が真っ直ぐ進んでいく(外側に曲がらない)足の出し方
シンプルで、単純明快。
小学生から高齢者まで、誰でも簡単にできて、誰もが考えつく、足の出し方。
こんなの、ぜんぜん、面白くないので、適当に説明します。
● 両足を揃えて踵の上に立ち、母趾球の上にボディを移動
● 垂直に立ってから、頭を前に倒していけば、無意識に「足が出る」
● 支え足の膝と足首を深く曲げてから、一気に伸ばし、ボディを送り出す
● 「支え足の膝」を内側に回転させたままで、前方への体重を移動
● ほかにもあるかもしれないけれど。。。
たとえば、左足を出す時
「勢いよく、左腰を突き出しながら、左足を出す」
とか、
「左肩・左腕を出しながら、左足を出す」
とか、
ボディ(背中)に「ねじり」ながら、足を出せば、大きく足がでる。
というのはありますが、わざわざ説明するまでもないと思いますので、省略します。
■ 出す足が、外側に曲がっていく(真っ直ぐ進まない)足の出し方。
こちらは、気付かない人が多い。
丁寧に説明してるうちに
「何十年も生きていて、今まで、気付かなかった!」
「こんな動きが存在することを、知らずに死んでいくところだった!」
みたいな、そんな動き。
■ ストリート系の横への動きは、どうなってるのだろうか?
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あ
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