9-01:「背筋を伸ばす」には、骨盤を前傾?後傾?
「社交ダンス」と聞いて、真っ先に思い浮かべるのが、「シンデレラ」の物語。
上流階級の選ばれた人の「お城の舞踏会」。当然、一般庶民、お断り!
そこに、魔法を掛けられた「シンデレラ」なる女性が入り込み、ダンスを踊る物語
社交ダンスは「憧れの的」。一般庶民には、縁の無い世界。
最近、「社交ダンスのダンスの基礎は、骨盤を使うことだ!」とか、言われている。
一般庶民が、王子様やお姫様に変身し、「お城の舞踏会」で華麗に踊ることは、一生掛かっても難しいことなのかもしれない。
だけど、「骨盤を上手に使った、伸びのある綺麗なダンス」であれば、一般庶民でも踊ることが出来る。
■ 背中を丸くして、椅子に座ると、先生に叱られるぞ!
子供の躾(しつけ)というレベルにおいて
背中を丸くして座っていると、先生に叱られるぞ!
椅子に座るときは「背筋を伸ばして座りましょう」みたいな話は、よく聞きます。
確かに、骨盤を「縦」にして座れば、背筋が伸びてくる。
腰(こし)の背骨を、前方にに出せば、骨盤が起きてきて「縦」になる。
そうすると、腰と背中が立ってくる。
こういうのを見ると、単純な話のように思えてくるし、実際「それでいい」とも言える。
だけど、それが全てじゃない。
太腿(ふともも)と背骨の角度を90度に近づければ、背筋が伸びる
太腿(ふともも)と背骨の角度を180度に近づければ、背中が丸くなる。
左腕の回転を上手に使えば、背中の筋肉を引き寄せて(収縮させて)、お腹の筋肉を伸ばすことが出来ます。そうすれば、確かに姿勢が良くなります。
だけど、誰もが考えつくような、「簡単なボディの使い方」で良いのだろうか?
■ 椅子から立ち上がる時の「骨盤の変化」の重要!
社交ダンスでは、「骨盤はパワーの源」だとか言われています。
実際には、「骨盤の周囲の筋肉の変化」が「ボディ全体のパワー源」なのだと推測できます。
「骨盤を立てたボディ」というのが、ダンスやスポーツにおける理想のボディだとするならば、この立ち方が「模範的な立ち方」という事になります。
【椅-01】のように、太腿(大腿骨)と、腰の背骨(腰椎)を引き寄せれば、背筋が伸びます。
そのまま、太腿と腰椎を直角に保ったままで立ち上がれば、【椅-04】のような立ち方になります。 骨盤は前傾しつつ「骨盤は最大限に立っている」姿勢になります。
でも、それとは正反対の立ち方もあります。
骨盤を後傾させたままでも、背筋を伸ばすことができますし、立ち上がることもできます。
どちらのほうが、大きな動きができるのか?
それ以前に、根本的に「骨盤の動き」の何が違うのか?
そのあたりを中心にして、話を進めて行きます。
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