【§0-37】
「踵を踏む」と
 「土踏まず」が
  持ち上がる??
【§0-56】
股関節を開く時の
 「踵(ヒール)」の役割
【§0-57】
「肩甲骨の圧縮・伸張」
 と「踵の踏み込み」
【§0-61】
片方の足首を曲げ、
もう片方の足首を伸ばす?
【§0-62】
「足の裏を全部使って
  前進する」とは?
【§0-63】
「ハイヒールの踵」で
床に圧力をかけて後退?
【§0-74】
ラテラル・スウィング
(横へのスウィング)は
  横に飛ぶイメージ?
【§0-27】
「膝を左右にねじる」
  ことが、CBMの
    絶対条件なのか?
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「踵を踏む」と
 「土踏まず」が
  持ち上がる??
【§0-56】
股関節を開く時の
 「踵(ヒール)」の役割
【§0-57】
「肩甲骨の圧縮・伸張」
 と「踵の踏み込み」
【§0-61】
片方の足首を曲げ、
もう片方の足首を伸ばす?
【§0-62】
「足の裏を全部使って
  前進する」とは?
【§0-63】
「ハイヒールの踵」で
床に圧力をかけて後退?
【§0-74】
ラテラル・スウィング
(横へのスウィング)は
  横に飛ぶイメージ?
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「膝を左右にねじる」
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作成日:2015/07/18、最終改訂日:2015/07/19

0-37:「踵を踏み込む」と「土踏まずが持ち上がる」??

社交ダンスには「ライズ(rise)」というのがある。
踵(ヒール)を浮かせて立った姿勢。 頭の高さは、普段より高くなります。

もしここで、
  「踵を浮かせて立ちたければ、踵をめいっぱい踏み込めばいい!」
  「踵を踏めば、土踏まずが持ち上げり、踵が浮き上がる」
とか言い出すと、いろんな反響が返ってくると思います。

例えば、
 「そんなもん、できるわけないだろ!そんなの出来たら宇宙人だ!」
 「あぁ、あるある。筋トレ不要な、立ち方だよね!」
 「自分は出来ないけど、自分の知らない立ち方が、あるのかもしれない!」
まさに、いろいろありそうです。


今回は、「踵を浮かせた状態で、如何に安定した立ち方出来るか」というテーマ。
「揺れる電車の中で、吊革に掴まって、踵を浮かして立つ」という練習方法。

この吊革の練習方法にに限らず、「日常生活の中で出来るトレーニング」というのは、「自分が理想とするダンスの基礎を作る」ためには、非常に役に立ちます。

与えられたテーマ(与えられた練習方法)に対して
  「他人に入り込む余地を与えない、ダンスに対する強固な基本概念」
を見つけ出し、自分の思想の踊りに対する方向性を確立できるからです。


■ ふくらはぎと足首の筋肉を強化すれば、踵を浮かせた姿勢を維持出来る

「揺れる電車の中で、爪先を浮かして立ち続けろ!」という命題に対して、誰もが考えるであろう方法。 それが、「ふくらはぎと足首の筋力強化」。

「筋力強化が必要!」とする先生に習ったわけでないので、あくまで予想ですが、練習方法は、たぶん、こんな感じだと思われます。


この方法は、小学生から高齢者まで、老若男女、誰でも、真似することが可能。
ふくらはぎ・足首を鍛えれば、鍛えるほど、安定して立てるようになります。

この練習、初心者でも出来るけど、「上級者のみが知り得る、高度なテクニック」が、潜んでいるはずです。

大腰筋(股関節の近くの筋肉)を伸ばして(ストレッチして)やれば、股関節・膝関節・足首が伸びて、ハムストリングス(太腿の後ろ側の筋肉)が持ち上がる、ということのようです。


■ 踵を踏み込めば、逆方向に働く筋肉によって「土踏まず」が持ち上がる

こちらは、すべてが「逆手」の発想。


膝よりも下(膝~爪先)を使って、開脚しながら、膝を倒していく。
内踝(うちくるぶし)~踵(ヒール)に体重を掛けていく。(踵を踏み込む)
左手前腕の回転に連動して、踵の外角を動かしていく。
これらの筋肉は、「床を押す(圧する)」方向に働いている。

この「床を圧する」筋肉に対して、「逆方向(床からボディへ)に働く筋肉」があるはずなので、それを利用すれば、「ボディが持ち上げるのではないか?」という発想です。

複数の(足の表面に近い部分の)筋肉で「床を圧する」力を加えてやれると、
足の真ん中にある「土踏まず」の筋肉が、足裏から股関節方向に動き、
「それがボディ(みぞおち)を持ち上げる」動きが発生するんじゃかと思います。

たぶん、「大腰筋が縮む動き」を利用して、土踏まずを引っぱり上げてるんじゃないかと、勝手に思い込んでますが、詳しい事は、さっぱりわかりません。

この「踵の浮かせ方」では、筋力強化は不要。
むしろ、筋力を使うと、踵と土踏まずが同じ方向(同時に踏み込むか持ち上げるか)に動いてしまいます。
その代わり、「踵を踏み込む筋肉と、土踏まずを持ち上げる筋肉を、逆方向に使う」ためには、繊細さと集中力、そして腕の筋肉の絶妙なコントロールが必要になってきます。


■ 「踵を浮かせる原理」が違えば、「踊りの楽しさの根底」が変わる!

その点、社交ダンスのライズ(rise)は、踵が床から浮いていれば、それでOK。
どんなやり方だろうと、出来ればOKです。

足首とふくらはぎの筋力強化をして、意識的に「踵を持ち上げて立つ」練習をしてもいいし、「踵を踏みつければ、土踏まずが持ち上がる」ようなボディ作りをしてもいい。

重要なのは、「踵を浮かせる」ことに対する考え方が変われば、「社交ダンスの何が楽しいのか?」という根底部分が変わってくる....ということです。


スウィング(振り子のように足を振る動き)の後、大きく足を開いて着地しながら、ライズする(踵を高く浮かしていく)という動きに於いて
 「ふくらはぎと足首の筋力を強化して、着地しても踵が落ちないようにする」
のと
 「踵を踏み込んだとき、土踏まずが持ち上がる着地点を、ピンポイントで探る」
のとでは、
 「ダンスを踊るときの楽しさ」
というものの基準が、根底から違ってきます。


■ 相撲の四股は、どうやって踵を浮かせている?


相撲の四股(シコ)は、高く足を持ち上げてます。これって、どうやってる?

「爪先が上を向いている」ことと「膝が上を向いている」こと、そして「足首が90度に曲がっている」ことなどが、重要な判断基準になるはずです。

素人のまねごとで、開脚から「踵の踏み込み」を掛けてみると、とりあえず「土踏まずが持ち上がる」。結果、片足が上がって、ボディが傾いていきます。

それが「正しいやりかた」なのかどうかは、わからないけど、「踵を踏み込めば、土踏まずが浮く」ということが確認できれば、それでOK。

「素人の四股のまねごと」で、踵が50cm以上浮き上がるならば、吊革を握ったとき、数センチ踵が浮いたとしても、不思議じゃ無い・・・ですよね。



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