【§B-00】

厳しく制限されてきた
  「日本の社交ダンス」
    の踊り方!

【§B-10】

男女がコンタクトを
   とったときの
    「左腕の使い方」

【§B-11】

「床を強く踏み込む」
   ことに、どういう
   メリットがあるのか?

【§B-12】

「出来る動き」と
  「出来ない動き」、
   違いを把握しておく

【§B-13】

「ロアー」は何故、

  「下に降りる」必要
    があるのか?


【§ 】
Ballroom Fitnessみらい
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【§B-00】

厳しく制限されてきた
  「日本の社交ダンス」
    の踊り方!

【§B-10】

男女がコンタクトを
   とったときの
    「左腕の使い方」

【§B-11】

「床を強く踏み込む」
   ことに、どういう
   メリットがあるのか?

【§B-12】

「出来る動き」と
  「出来ない動き」、
   違いを把握しておく

【§B-13】

「ロアー」は何故、

  「下に降りる」必要
    があるのか?


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作成日:2016/06/22、最終改訂日:2016/06/23

B-10:男女がコンタクトをとったときの「左腕の使い方」

腕の使い方(特に左腕の使い方)が、カラダ全体の動きに大きな影響を与えます。

前腕(肘~手首)に、捻れ(ねじれ)が掛かるとき、そのねじれが「前腕の手首側の筋肉」の収縮によるものなのか、「前腕の手首側の筋肉」の収縮によるものなのかの「識別」は、非常に重要なチェックポイントであると考えます。

「女性を引き寄せる時の、左右の腕の動き」について、

篠田学先生 : 両肘(ひじ)を横に開くことにより、女性を引き寄せる
BFみらい : 左腕の前腕に「捻れ」を加えて、手首を手前に引くと、女性が寄ってくる。

この対立軸で、軽い「バトル」をやってみたいと思います。

重要なのは、女性を引き寄せる過程ではなく、
  女性を引き寄せて、男女のコンタクトを取ってからの「腕の使い方」の違い
です。


■ 「篠田学先生のレクチャー」からの推測

まず、最初に、篠田学先生のレクチャーから、「腕の使い方」を推測していきます。


男女が離れた位置に立ち、
 両腕を「前習え」に近い形で、前方に伸ばし、少し肘を曲げている姿勢
から
 「両肘(ひじ)を横に開くことにより、女性を引き寄せる」
ことで、男女のコンタクトを取ることが「組み方の基本」ですよ。
・・・・という説明で良いかと思います。

実際には、
  「前方にある肘を斜め後方に引く」動きと「伸びている肘を曲げる」動きを、
2つ同時に行っているはずです。
ただし、それだではなく、
  「両肘を横に開く」という表現には、複雑な「腕の回転動作」も含まれているであろう
ということを、考慮しておく必要がありそうです。


腕の回転などを考慮せずに、
  ごくごく単純な、「両肘を真横に伸ばす」とか「両肘を真横に張る」という動き
によって、女性を引き寄せようとした場合、たぶん、両肩が持ち上がります。

上手に「両肘を開いていく」ためには、「前腕のねじれ」が必要にあるように思います。
左右の前腕の手首側を巻いて、小指側から、指の関節に力を入れていく(拳を作る)、
そうすると、【左1】【右1】のように、両方の手首が、右(ネジを締める方向)に回転します。
(注記:人間のカラダが左右対称なら、両方内回転か両方外回転なのですが、そうはなりません)

【左1】【右1】の手首の動きが同時に発生すると、意図的に肘の位置を意識しなくとも、自然に肘が動いて、「肘が開いた」感じになるかと思います。

また、両方の手首が同時に回転すると、ボディ(へそよりも上)も少し回転します。
真っ正面を向いていたハズのボディが、少し右斜め(相手の方向)を向くようになります。


ここまでが、篠田学先生のいう「両肘を横に開く」という腕の動きだろうと、推測します。
「Ballroom Fitness みらい」では、使わない腕の動きなので、あくまで推測です。

この【左1】【右1】の動きは、おそらく「右手に割り箸を持った時の腕の動き」と似ていると思います。
なので、相手を引き寄せようとする意識で、前腕の手首側と指の関節が緊張し、無意識に手首の回転動作が発生し、無意識に「両肘を開く」動きになってくるような気がします。

おそらく「右利きの日本人」だけの100人の集団ならば、「両肘を横に開け!」という指示を飛ばすだけで、100人全員が踊れるようになると思います。

ただし、「左利きの日本人」「フォークを使う西洋人」「開脚系の武道・スポーツ・ダンスなどを練習している人たち」などが、集団の中に混じっていた場合は、かなり厄介です。
「前腕の手首側を固定して、前腕の肘側だけを使う習性」があったり、そういう腕の使い方の練習をしてたりするから、その人には「両肘を横に開く」の意味を理解出来ない可能性が高いです。



「両肘を開く」ことにより、女性を引き寄せて、ホールドが出来たら、
そのまま上腕(肘~肩)を固定したままで、肘(肘)を真っ直ぐに伸ばしてみましょう。

【構-100】→【構-101】のように、肘を伸ばしたときに、掌(てのひら)が上を向いていれば、
上腕は「外旋」、つまり「上腕が後ろ側に回転している」ことになります。

たぶん、「掌が上を向く」と思いますが、もしも「掌(てのひら)」が下を向く人がいるようなら、メールで知らせてください。



■ 「左手の腕(かいな)の返し・肘の返し」を使って、女性を吸い寄せる

「Ballroom Fitness みらい」は、篠田学先生とは、まったく別の方法を使います。


アーチェリー(イギリス発祥)や、日本の弓道には、「肘の返し」というのがあります。
日本の相撲には、「腕(カイナ)の返し」というのがあります。
前腕の手首側を使わずに、「前腕の肘側」の筋肉を使って、前腕(肘~手首)にねじれを作る。

社交ダンスの「左腕」においても、これらと同じ「左腕の使い方」をすることが可能です。

左腕を前方に伸ばした姿勢から、「前腕の肘側」にある「円回内筋」という筋肉を収縮させていきます。 そうすると、前腕に捻れ(ねじれ/回内)が生じて、肘が曲がって、手首が自分の方に寄ってきます。


前腕の肘側にある「方形回内筋」を使わずに(緩めたまま)で、前腕の肘側にある「円回内筋」を収縮させると、前腕の2本の骨(橈骨と尺骨)がクロスして、手首は「右」に回転します。

簡単な方法は、円筒形の物体(ガムテープの芯)などに、肘の付け根を通して、筋肉を圧迫させてやるといいです。(やり過ぎると、筋肉に異常をきたすので、やり過ぎ厳禁!自己責任!)

手首が回転しないように固定して(女性とのホールドによって左手首の向きは変えられない)、左前腕の肘側の部分と、指の関節に「緊張感」を与えると、前腕の肘側の「円回内筋」が収縮して、肘が曲がります。

肘が曲がれば、左手首が自分の方に寄ってきます。
このときの、腕の動きが相手の女性に伝われば、女性は引き寄せられるように、近づいてきます。

「左利きの日本人」「フォークを使う西洋人」は、1日3回の食事の際に「円回内筋」の収縮を繰り返していると思われます。
右手に割り箸をもつ「右利きの日本人」は、食事の際に「円回内筋」を使わず、手首側の筋肉を使っていると思われます。従って「方形回内筋を使わず、円回内筋を使う」という左腕の動作は、(練習なしに、やることは)難しいかもしれません。



相撲で言う「腕(かいな)の返し」や、前腕の肘側にある「円回内筋」を使った「左腕の使い方」は、掌(てのひら)を正面に向けた時には、比較的難しいのですが、掌(てのひら)を下に向けたときには、わりと簡単です。 同じことをやっていると思えないくらい、簡単にできます。

足を出来るだけV字型に開いて(大きく開脚出来る人は、開脚してください)、【昇-01】のように足の踵と踵をくっつけて立ちます。

そして、【昇-02】→【昇-04】のように、親指を「鼻の頭」の方向に向け、掌(てのひら)を下に降ろしていきます。
前腕の肘側の「円回内筋」の収縮をやりたいだけなので、踵(ヒール)さえ浮き上がってくれれば、「親指の向きなんて、どうでいい」です。

踵(ヒール)が高く浮き上がったら、「左腕の筋肉を変化させない」ようにして、踵を浮かせたまま、【昇-09】のように、社交ダンスのホールドを作ります。
左腕を動かしてやると、右腕も自然に動きます。(バランスの関係で、右腕は勝手に動く)


「足をV字型に開いた開脚姿勢で、ホールドを作る」のであれば、バレエでも同じことが出来るはず。
というか、バレエやってる人の方が、「遙かに上手」に踵(ヒール)を浮かせることが出来るはず。

両足の踵と踵をつけた「足の1番ポジション」で立ちます。

「手の1~3番ポジション」の腕の位置から、社交ダンスのホールドの腕の位置に腕を動かすのは、「
とても簡単」だろうと思います。
そして、腕を動かすのと同時に、踵(ヒール)を持ち上げて、床から浮かせるのも簡単だろうと思います。


「左腕の前腕・肘側の筋肉」を使って、踵(ヒール)を浮かせることが出来たら、「支え足の外踝(そとくるぶし)」に体重を掛けてやれば、両足の向きが揃います。

「足をV字型に開いた開脚姿勢」でホールドを作っても、左右どちらかの足の外踝(そとくるぶし)に、確実に体重を掛け続けていれば、両足の向きが揃う・・・・ということです。


では、なぜ、わざわざ、面倒な手順を踏んでいるのか?
それは、上腕(肘~肩)を内旋、つまり手前に回転させた姿勢を、キープしておきたいからです。

安易に、両腕を持ち上げながら、上腕を内旋させると、背中が丸くなってしまいます。
さらに、そこから「前腕の手首側」の回転が加わると、肩が出て、下を向いてしまいます。

だから、「前腕の肘側の筋肉を収縮させながら、上腕を内旋させる」ことによって、背中が丸くならないようにしてます。



《  単  》






【§B-00】

厳しく制限されてきた
  「日本の社交ダンス」
    の踊り方!

【§B-10】

男女がコンタクトを
   とったときの
    「左腕の使い方」

【§B-11】

「床を強く踏み込む」
   ことに、どういう
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