Ballroom Fitness みらい

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§ 「Ballroom Fitness みらい」とは?
23:「踵を浮かせた開脚姿勢」から、両足を正面に向ける
作成日:2016/06/04
更新日:2016/06/27

【1】「踵(ヒール)を浮かせた開脚姿勢」から、両足を正面に向ける

社交ダンスの、男性の左腕のホールドは、「上腕を外旋」させて作ることもできますし、「上腕を内旋」させて作ることも出来ます。

無意識にホールドを作ると、さまざまな要因によって、「肘が上下左右に激しく動いて、固定されないホールド」になってしまいますので、上腕を内旋/外旋、どちらに固定する必要があります。


この「上腕の内旋/外旋」の違いは、カラダの動きの様々なところに「大きな影響」を与えます。

今回は「左右の太腿を引き締める」あるいは「左右の膝を絞り込む」という動作について、考えてみましょう。

「膝や太腿の使い方」を変えるだけで、腕を持ち上げた時の「上腕の内旋/外旋」が変わってきますし、逆に「上腕の内旋/外旋」を変えると、「膝や太腿の使い方」が変わってきます。



【球-120】は、太腿の「前側」を指で押さえて、「太腿の前側」を使って太腿を引き締めています。

この姿勢で、左腕を持ち上げて、親指を「鼻の頭」の方向に向けると、左上腕は「外旋」、つまり「後ろ側に回転」します。
【球-122】のように少し内股にすると、確実に太腿を引き締めることが出来ます。
骨盤が立って、腰の骨が前に出てくるのは、それに合わせて「どちらかの足」を前に出していくことができます。 足を出していくと、内股から両足平行に変わります。

【球-123】両足を平行にして両足を揃えた場合は、踝の上に立って静止することが出来ます。

そこから、踵を持ち上げてやれば、【球-124】のように、母趾球の上に体重が移動します。
さらに、腰の背骨が前に出るので、「どちらかの足」を前に出していくことができます。



【球-20】は、太腿の「後ろ側」を指で押さえて、「太腿の後ろ側」を使って太腿を引き締めています。

この姿勢で、左腕を持ち上げて、親指を「鼻の頭」の方向に向けると、左上腕は「内旋」、つまり「手前側に回転」します。
【球-22】のように両足をV字型に開いた「開脚姿勢」にすると、確実に太腿を引き締めることが出来ます。 このままでは、どちらの足も、前に出すことはできません。

そこで【球-23】のように、少しだけ踵(ヒール)を浮かして、片足もしくは両足の外踝(そとくるぶし)で床を踏みつけてきます。 そうすると、両足が平行になり、「どちらかの足」を前に出していくことが可能になります。

【球-24】のように、最初から両足平行にして、「太腿の後ろ側」を引き締めようとすると、後ろにぶっ倒れたり、お腹が飛び出たりして、さまざまな「悲惨な結果」が待ち受けています。

【2】■ 「上腕を外旋」ならば簡単に出来るけど、「上腕を内旋」させると出来なくなる動き

たぶん、こちらは。「太腿の前側」を引き締めて、「上腕を外旋」させたホールドを作っていると思われます。


篠田学先生は、重要なポイントとして、
  「足のボール(母趾球の部分)で床を押さえ、頭は上方に伸ばし、肩は出来るだけ下に降ろす」
  「自分の全体重を床の中にめり込ませるような気持ち」
  「体重計に乗って、自分の体重以上にメーターの針を動かそうとする感覚」
という点を挙げていて、そのためには
  「足で床を、グリップ(glip)する」=「足で床をつかむ」
  「足を、スクイーズ(Squeeze)する」=「足をしぼる」
という2つを取り上げてます。

実際に、
  「全体重を床の中にめり込ませるような気持ちで、ボールで床を押さえる」
と言う動作が可能なのは、
  「太腿(ふともも)の前側を引き締めながら、床を踏み込んだとき」
  言い換えれば「上腕を外旋させてホールドを作った時」
に限られると思います。

「太腿の後ろ側を引き締めながら、母趾球(ボール)に直接体重を掛けようとしても、カラダが捻れてしまいます。
これは、「上腕を内旋させたホールド」では、この動作が出来ないこと意味します。


たぶん、後ろ足から前足への体重移動は、
  「太腿の前側を引き締めがながら、体重移動を行ってる」
と思われます。

「支え足の母趾球」に体重を掛けて、太腿の後ろ側を引き締めて、体重移動をすると、胴体(ボディ)は、真っ直ぐに進まずに、思いっきり、左右どちらかに曲がっていきますから・・・。

【3】■ 社交ダンスのホールドなら、踵(ヒール)を浮かすことは簡単です!

バレエは難しそうですが、社交ダンスのホールドで、「踵(ヒール)を浮かせる」には、簡単です。

強制的な「普段よりも内股」の立ち方であっても、「足首を伸ばして、足の裏の踵(ヒール)の部分を持ち上げる方法」ならば、踵(ヒール)を浮かせるのは簡単です。

ところが、「足をV字型に開脚」して立った場合は、「足首の力で、踵(ヒール)を浮かせる」ことは、不可能に近いと思います。 太腿(ふともも)を引き締めても、踵は床から浮かないと思います。


でも、左腕には、「土踏まずを吊り上げるためのツボ」が、いくつか存在ます。
なんらかの「ワザ」を使って、「ツボ」を刺激してやれば、簡単に土踏まずは、吊り上げられます。

人間の腕には、複数の筋肉が、複雑に絡み合っているので、それらを上手に使えば、「腕を使って、土踏まずを吊り上げる」ことが出来、その結果、踵(ヒール)は床から浮きあがります。

【立-41】~【立-43】では、左腕を降ろすことで、「土踏まずが吊り上げる」ことができます。
ただ、この腕の位置では、土踏まずを高く吊り上げるには、掌(てのひら)20cmとか30cm動かす必要があります。

【立-48】~【立-49】の位置ならば、掌(てのひら)を数ミリ動かすだけで、土踏まずをめいっぱい吊り上げることが出来ます。
つまり、、「社交ダンスのホールド」の左腕の位置こそが、
   「腕を使って、土踏まずを吊り上げるための、もっとも、敏感な位置」
だろうと思われます。

いずれにしても、「左腕を使って土踏まずを吊り上げる」動きは、「左腕の上腕を内旋させる」動きが基本になっており、「左腕の上腕を内旋させる」と、「太腿の後ろ側が、引き締めれる」のだろうと思います。


左腕で「土踏まずを吊り上げる」ことが出来たら、外踝(そとくるぶし)を踏んでいきます。

支え足になる側の外踝(そとくるぶし)を踏み込んでいけば、両足が平行になります。
上手に左右の足の外踝(そとくるぶし)を踏み込んでいけば、いろんな動きが可能になります。

なぜ、外踝(そとくるぶし)を踏み込むと、外側に倒れることなく、反対の足が前に出ていくのでしょうか? 不思議ですね。
下半身の筋肉の名前とかは、さっぱりわかりませんが、「太腿の後ろ側」の筋肉が、(伸びる方向ではなく)「引き締める方向」に使っているからだろうと思います。


これは、【立-91】で、最大限に「土踏まずを吊り上げる力」を掛けておいて、
【立-92】~【立-93】で、最大限に「左足の外踝(そとくるぶし)で床を踏み込む力」を加えてます。
このとき、「左腕の上腕は内旋」していて、左腕の前腕には、ねじれ(回内)が掛かっています。
ここから、【立-94】~【立-95】のように、「右足の足首の踵の真上の部分」に踏み込みを掛けていくと、右足が前方へと進んでいきます。
このとき、両足の太腿には、「太腿の後ろ側を引き締める力」が掛かっているはずです。
「左腕の上腕は内旋」と、「左腕の前腕のねじれ(回内)」は、継承ししています。


最後に、ちょっとした「お遊び」です。

いい加減な「開脚」の姿勢から、社交ダンスの「見覚えのある姿勢」へと変化させてます。

この「足の向きの変化」には、いったん「踵を浮かせる」必要があります。
左腕を使って、土踏まずを吊り上げ、踵を浮かせてますが、そのときの上半身のブレは僅かです。

こんな、「どうでもいいこと」をして遊ぶことが出来るのが、社交ダンスのホールド。
慣れてくると、いろんなことが出来ます。 面白いですよ。

このときも、
太腿の後ろ側を引き締める力「左腕の上腕は内旋」「左腕の前腕のねじれ(回内)」 の3つが、ペアになっているはずです。

最初に、「こんな面白いホールド」を考えた人(おそらくはイギリス人)は、天才ですね。

【9】おまけ《  「難しい英単語」に潜む罠  》

社交ダンスで使う英語には、「フット・プレッシャー」というのがあるようです。
日本語にすると、「足で床に圧力を掛けろ!」という意味になるのでしょうか。

「足で、床を踏み込め! 床に圧力を掛けろ!」と言われれば、
「足の裏全体を床に貼り付けて、体重を掛ける」人もいれば
「足の裏を使わずに、足首に体重を掛ていく」人もいます。
どちらの方法でも、「体重計の針」の数値は同じです。

でも、「フット・プレッシャー フルパワー・ プリーズ!」とか言われると、その時点で、思考を停止してしまう。 ただひたすらに、先生の真似をする。

「床をグリップ! 足をスクイーズ!」とか、言われたときも同じです。
先生の言ってることや、やってることは、「すべて正しいことなのだ」と思い込んでしまいます。

「難しい英語」には、魔法のような、不思議な魔力があります。

これは、社交ダンスでは、よくある話。 
思考停止にならないように! 「難しい英単語」には、要注意!


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