1-11:号令(拍子)に合わせて歩いてみよう! 〜4拍子で4歩のウォーク
果たして、「ウォーク(Walk)」は、社交ダンス(スタンダード種目)の基礎なのか?
ウォークとは、普通に2本足で歩くこと。
「日常的に、2本の手を前後に振って歩く時」と、「社交ダンスのホールドを作ったとき」とを比べてみましょう。
「社交ダンスのホールド」の方が、「歩きやすくて、楽しくて、ボディが安定して、大きく歩ける」とするならば、「社交ダンスの基礎はウォークである」と言えます。
逆に、「社交ダンスのホールド」が、「歩きにくくて、苦痛で、不安定で、大きく歩けない」とするならば、「社交ダンス」と「ウォーク」は、無関係ということになります。
■4拍子の号令(カウント)で、歩いて見ましょう!
単に、「1,2,3,4,5,6,7,8」の拍子に合わせて、2本足で、まっすぐに歩きます。
左右の足を、順番に足を出していく。 それだけです。
「足を揃えず、どんどん足を前に出していきます!」
同じ足を2回、連続して動かしてはいけません。 「両足を揃える」をいう動作も不要です。
「号令(カウント)」の速度は、適当でよいのですが、下の動画のバックに流れている曲の速度を参考にしてください。 4/4拍子の曲で28小節/分(28bpm)、112拍/分くらいでしょうか。
【ルール1】着地は、踵から着地してもよいし、爪先から着地しても良いです。
ただし、走ってはダメです。 必ず、片方(または両方)の足を地面に付けておいてください。
【ルール2】何人かで競争して、ともかく、大きく(遠くまで)進んだ人が「勝ち」としましょう!
「1,2,3,4,5,6,7,8」の拍子に合わせて、足を出していきますので、急いでもダメ!
歩数は同じなので、単純に「歩幅が大きい人」ほど、遠くへ進むはずです。
拍子の速度を変えると、勝ち負けの順位が変わってくると思います。
「速いほうが大きく動ける人」と、「遅い方が大きく動ける人」が居るはずです。
●腕を降ろして、前後に両手を振って、号令に合わせて、歩いた時。
8歩歩いたところで、どれくらい進んだか、歩幅(全体の距離)をチェックしておきます。
これを基本にします。
●両手をポケットに突っ込んで、号令に合わせて歩いた時。
歩幅(全体の距離)は、変わったでしょうか? 大差ないと思います
●「肘を真横に張り、掌を上に向けたところから作る姿勢(ホールド)」で歩いた時。
【姿-21】【姿-22】【姿-24】の3つで、歩いて見てください。
大きな歩幅で、大きく進もうとすると、お腹が出たり、アタマが前後にふらついたりして、ボディは不安定になります。
でも、小さな歩幅で、号令に合わせて、
「膝を高く持ち上げて、反対の足で地面を踏みつける、足踏み行進スタイル」
「持ち上げた踏み降ろすのと同時に、反対の膝が高く持ち上がる、もも上げスタイル」
で歩けば、ボディは安定するし、自然とそんな感じになってくるように思います。
号令に合わせて、
「イッチ・ニッ・サン・シッ、ゴッ、ロック、シッチ、ハッチ、ぜんた〜い止まれ!イッチ・ニッ!」
で、ピタッ!と止まるパターン。
●「肘を斜め前に伸ばし、掌を下に向けたところから作る姿勢(ホールド)」で歩いた時。
号令に合わせて歩くと、大きく歩けないと思います。
「爪先歩き」になるか、「小走り」で進みたくなります。
−*−
■ 歩く速度を、半分以下に落としてみましょう
これは、「錯覚のスポーツ身体学/木寺英史(著)」に載っていた事例。
静止した状態で「走っているポーズ」をとると、足と同じ側の腕を前に出す人が多いと書いてあります。 (多くの人は、そうなります。やってみましょう!)
走るときの姿勢は、「写真8−8」が正解なのですが、「走っているポーズ」をとると「写真8−7」のようになってしまいます。
人間の動きは、おもしろいもので、静止しているとき、スローモーション時、わざと動きを遅らるときなどは、「無意識に足と同じ側の腕(肩)」が動くようになっているようです。
では、実際に、号令で歩く時の速度を落としてみましょう。!
「いち・にぃ」で1歩、「さん・しぃ」で1歩・・・というように、2拍で1歩、歩けば良いです。
●腕を降ろして、前後に両手を振って、号令に合わせて、歩いた時。
歩く速度を遅くしたり、2拍で1を意識すると、なぜか足と同じ方の腕が前に出てきます。
左足を前に出そうとすると、左腕が前に出る。
右足を前に出そうとすると、右腕が前に出る
いわゆる、ナンバの動き(ナンバ歩き)になります
●両手をポケットに突っ込んで、号令に合わせて歩いた時。
歩く速度を遅くしたり、2拍で1を意識すると、なぜか足と同じ方の肩が前に出てきます。
左足を前に出そうとすると、左肩が前に出る。
右足を前に出そうとすると、右肩が前に出る
こちらも、いわゆる、ナンバの動き(ナンバ歩き)になります
●「肘を真横に張り、掌を上に向けたところから作る姿勢(ホールド)」で歩いた時。
速度が遅くなると、動くのがつらくなり、
「膝を高く持ち上げて、反対の足で地面を踏みつける、足踏み行進スタイル」
も出来なくなります。
●「肘を斜め前に伸ばし、掌を下に向けたところから作る姿勢(ホールド)」で歩いた時。
足を、ゆっくりと、前方に伸ばすことが出来るので、大きく進めるようになります。
■号令(拍子)の速さ (1・2・3・4と数える速さ)
号令の速さを確認するために、この動画を貼っておきます。
4/4拍子で、2拍をセットにして、扱いやすい曲です。
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《 準備中です! 》
どんな展開になるのか? おたのしみに!
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